明子館長の佐賀発見!#14
第13回 一年で一番日が長い時期、夏至とタコ! 2026年6月28日
今年の夏至は6月21日。
一年の中で昼の時間が最も長く、夜が最も短い日です。地球の地軸が約23.4度傾いているため、この日は太陽が一年で最も高い位置まで昇り、お昼ごろには影の長さも最も短くなります。
さて、佐賀の日本酒で有名な鹿島に、お気に入りのカフェがあります。
先日、そのカフェのシェフがこんなことを教えてくれました。
「関西から西の地方では、この時期にタコを食べる習慣があるんですよ」
夏至の頃は大切な田植えの時期。タコの足のように稲がしっかりと大地に根を張り、豊作になりますように――そんな願いを込めて食べるのだそうです。
へぇ~、また一つ佐賀で新しいことを教えてもらいました。
「それで、来週のパスタはタコのラグーソースにしようと思って」
季節の風習を、さりげなく料理に取り入れるところが素敵ですね。
こうした何気ない会話を気軽に楽しめることも、佐賀で暮らしていて好きなところの一つです。
ところで、タコの話でもう一つ。
実はタコは、とても頭の良い生き物として知られています。
図形の違いや明暗を見分けることができ、狭い隙間を見つけると器用に体をくねらせて脱出することもあります。さらに、8本の足にある吸盤には味を感じる能力があり、獲物を確かめながら行動しているそうです。
そんな話を聞くと、2010年のサッカーワールドカップで試合結果を次々と的中させ、「予言タコ」として世界中で話題になった「パウルくん」を思い出します。
それ以来、タコの顔を見ると、「あなどれないな」とつい見つめてしまいます。
4年に一度の祭典は、今年も大盛り上がり。
最後の勝敗は誰にもわかりません。
でも、タコだけは、何か知っているのかもしれませんね
ニッポン頑張れ!
佐賀県立宇宙科学館
館長 鈴木 明子
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参考
「タコの知性 その感覚と思考」 池田譲 朝日新書
タコの脳がとても素晴らしい理由-クラウディオ・L・ゲラ@TEDED Japanese

