明子館長の佐賀発見!#8

第7回 ふたつ星に乗ってみました    2025年9月15日

JR九州の人気観光列車「ふたつ星4047」に乗車しました。宇宙科学館《ゆめぎんが》の最寄り駅・武雄温泉駅と長崎駅を結ぶ有明海沿岸の「海」を巡るルートと内陸の「山」を走るルートがありますが、この日は「海」を巡るルートで。

JR九州武雄温泉駅を出発する「ふたつ星」

車窓からの田園風景

いや~、想像以上に楽しかった!美しかった!

いつもなら車で走りぬける車窓の田園風景がまるでフランス・ボルドーのぶどう畑のように見え、私の中でそのふたつが重なりました(^^) 佐賀の地元の人たちにそう言うと、そんな~ただの田舎の田んぼでしょ~って笑われるのですが、みんなその美しさがわかってないでしょ。ちょっとだけ思い込みを捨ててみると、、、有明海の風景だってスイスのレマン湖やボーデン湖をイメージさせてくれます。きっとヨーロッパの人たちも同じに感じるに違いない!! 

車内の内装も贅沢でしかもワクワクする趣向が凝らされていて、床も天井も360度どこを見ても映え~って感じです。

                                                                                                                           

停車駅は、武雄温泉〜江北〜肥前浜〜多良〜小長井〜諫早〜長崎

 

片道3時間弱。快晴の日より、列車は絶景の風景を走りぬけます。主要な駅には20分ぐらい停車してくれて、ホームに降りて写真を撮ったり、地元の人たちのパフォーマンスの大歓迎やらお酒の試飲をしたりもできて大いに楽しめます。

有明海をバックにした「ふたつ星」 遠くに見えるのは雲仙普賢岳


肥前浜駅のホームでは、鹿島の酒蔵ツーリズムの紹介やここでしか買えないお酒や伝統的なお菓子も売っていました。昨年10月、国スポ2024SAGAの開会式のために佐賀を訪れた天皇皇后両陛下が訪問された「HAMA BAR」にも立ち寄ることができるのです。

走行中の演出も盛りだくさん。車内でしか食べられない佐賀牛弁当と嬉野茶。おしゃれなアイスキャンディーやグッズのセンスも抜群!人数限定の有明海の佐賀海苔試食会もあり、真っ先にエントリーしました。海苔に一番あうのは、やっぱり白いご飯だそうです。

 

フランスのぶどう畑はワインに、佐賀の田んぼは日本酒の銘酒に。共にそれぞれの大地の恵みと日の光をたっぷり浴びて、私たちの目と口を存分に楽しませてくれます。そう考えると、佐賀の銘酒「鍋島」をはじめとするいくつもの日本酒がフランスの大会で賞を受賞していることも納得がいきますね。ありゃ、お子さま向けの話題じゃなくなってきちゃいました、ごめんなさい(_ _)

 

JR九州には、「ななつ星」という別の列車が走っていますが、そちらは九州の7つの県をめぐる豪華観光列車。「ふたつ星」は九州北部の2つの星、佐賀県と長崎県を結ぶ路線で比較的リーズナブルなお値段で、海も山も食べ物もフルコースの列車の旅を楽しむことができます。佐賀発見盛りだくさんの列車の旅です。

 

次は「山」のルートの列車に乗ってみよう!

おまけの画像 フランス・ボルドー地区のぶどう畑~どこか佐賀の田んぼとデジャブ~

 

佐賀県立宇宙科学館

館長 鈴木 明子

 

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〇ふたつ星4047(JR九州)

https://www.jrkyushu.co.jp/train/futatsuboshi/

〇鹿島酒蔵ツーリズム(佐賀県公式観光サイト)

https://www.asobo-saga.jp/events/detail/f51178df-ec80-4e82-8816-a1e0996c1656

 

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