県立宇宙科学館は7月12日から、企画展「マグネット 磁石の不思議のサイエンス」を開催します。目に見えない磁石の力をさまざまな工夫で見えるようにし、身近で奥深い磁石の世界の扉を開きます。


 企画で最もこだわったのが、「見える化」という点です。例えば磁力が描く模様を最も分かりやすく表現するために、砂鉄の粒の大きさや形まで吟味し、試作を重ねました。


 来場者の皆さまには、偶然生まれる美しい形や模様を楽しんでいただければと思います。磁気と電気の関わりの展示では、難しい説明を避け、誰もが直感的に「なるほど」とうなずけるよう、展示の配置から解説の言葉選びまで工夫を凝らしました。

 

 「夏休みにどこへ行こうか」と思ったら、ぜひ県立宇宙科学館へ。磁石の不思議に触れる体験は、きっと忘れられない夏の思い出になるでしょう。

(研究交流グループ・山下岳雄)