高橋排水機場の迷いスナメリを救出
3月14日午後1時ごろ、武雄市の農業男性から武雄市朝日町甘久の高橋排水機場の樋門近くに、動けなくなっている海洋生物がいるとの連絡が佐賀県立宇宙科学館《ゆめぎんが》にありました。同館のスタッフ3人が現場に行ったところ、背びれがなく白いイルカであったことから、絶滅危惧種のスナメリが迷い込んだとみて、救出に当たりました。
体長約1.5メートル、重さ約50キロのスナメリは六角川河口から30キロ近くをさかのぼってきたとみられます。胴長姿のスタッフが腰までつかりながら潟の浅瀬に乗り上げているスナメリを持ち上げて、水深のある場所まで連れて行くものの、すぐに石に引っかかるため、約500メートル先まで繰り返し、深くなったところで放流しました。救出に当たった研究交流グループの自然史担当の学芸員・伊藤辰徳さんは「外傷がなくてよかった。流れに乗って海に戻ってくれるのを願っています」と話しています。
スナメリは有明海沿岸に生息しており、2013年2月に武雄市北方町医王寺の河口から25キロ上流の六角川で迷い込んでいるのを宇宙科学館に情報が寄せられていました。2020年12月には佐賀市嘉瀬町の本庄江川で救出され、小舟ごと9キロ離れた有明海に運ばれたことがありました。




