海苔の秘密まるごと体験!にぎわいました

 「水フェスタ」(6月7日~29日)の特別イベント「海苔の秘密まるごと体験}を6月15日、佐賀県立宇宙科学館で開きました。今回初めて佐賀県有明海漁協大詫間支所(佐賀市)青年部と佐賀県有明水産振興センターの協力で、ノリ養殖の理解を深めてもらおうと焼き海苔や有明海のムツゴロウなどに触れる体験イベントを開催しました。

大詫間支所青年部長の中島さんらが海苔ができるまでを動画を見ながら解説。海苔網や支柱も展示

タッチプールでムツゴロウなど有明海の生き物に触れてみる子どもたちでにぎわいました

 大詫間支所青年部部長の中島正満さんらが種付けや摘み取りなど海苔ができるまでを動画やスライドで説明、海苔網や海に立てる支柱も展示しました。細胞が締まって品質が維持できる夜間に行う摘み取りやペットボトルなどのごみが海岸に流れ着いた様子などで苦労を話したり、海苔や有明海、宇宙科学館のクイズを出したり、親子連れが説明に聞き入っていました。

 海苔の「種」である胞子を顕微鏡で観察するブース、等級の違う海苔を食べ比べる焼き海苔体験、水槽に入れたムツゴロウ、ワラスボ、カニなどを触るタッチプールのブースを設けました。スタンプラリー方式で4ブースを回り、すべて回った参加者には大詫間特産の焼きのりをプレゼントしました。焼き海苔を焼いて味の違いを体験するコーナーでは、海苔を明かりにかざして色の違いや味を食べ比べ、焼き加減によって味が変わることや、色落ちしたノリでもごま油で焼くとおいしく食べられることなどを学びました。

海苔の胞子を顕微鏡で観察

オーブンで海苔を焼いて味を食べ比べ

海苔ができるまでをサンプルで説明

有明海クイズで海苔の知識を復習