第3回授業「地球46億年史の中の佐賀」

2025年10月13日、第3回授業「地球46億年史の中の佐賀 ~化石と語ろう!~」を実施しました。

古生物学について説明する特別講師

古生物学について話す特別講師

説明を聞き入る受講生

発掘手順を聞き入る受講生

小学校高学年コースに続き、川村学園女子大学  新 和宏 先生を特別講師に迎え、中学生コースの受講生が古生物学や化石について学習しました。

化石を学びと研究の素材とする古生物学についての説明、過去に生きていた生物について研究する学問の意義など、みんなが生きていくために大切な話を聞くことができました。「私たち人類は数百万年の歴史を作っている。それ以前に地球に存在した恐竜は2億年の間栄えていた。でも絶滅した。それはどうして?」「その真実を導き出すことが、・・・」化石の説明では、事実と真実の違いや真実を導き出すことが大事だと教えてもらいました。

化石発掘スタート!

初めての発掘活動スタート!

どの仲間かな?

化石の発掘後がたいへんだ。

後半の活動では、栃木県北部にある那須塩原産の化石の原石を用いて化石発掘体験を行いました。

原石の層を確かめつつハンマーで力を加え、2つ3つと原石を割りました。その度に木の葉や昆虫の化石を見つけたり、きれいな地層の境目だけが出たりしました。発見の度に、「木の葉の化石だ」「ここは、模様だけ?」「もう少しで木の葉全体が見えるのに、・・・」「これは昆虫?」と思い思いの声を上げました。原石を割り終わると、化石の種類を調べる同定活動を行いました。新先生の説明を聞いて、木の葉の特徴に目を向け、「ブナ?それとも、シゲ?」と、その種類を決定しました。

そして、化石ができた約30万年前の地球環境に思いをはせ、現代との違いを想像しました。多くの化石が遠い昔の地球のようすを教えてくれること、そして現在の自然環境と比較することの大切さを理解しました。一人の人間がが生きる時間は短いけれど、人間という種が生き続けるために未来に向けて自分にできることを考えることが重要だと理解しました。とても貴重な体験活動となりました。 

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