★ 2011年12月10日 皆既月食 ★

●全国で皆既月食の全過程を見られる!
2011年12月10日の夜、月食が見られます。
今回は、皆既月食の全過程「半影食〜部分食〜皆既食〜部分食〜半影食」を見ることができます。
夜遅い時間に起こるので観察はたいへんですが、珍しい機会ですのでぜひごらんください。
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●皆既月食とは?
月食とは、太陽ー地球ー月の順に一列に並ぶとき、月が地球の影におおわれる現象です。太陽ー地球ー月が並ぶということは、月食は満月の夜にしか起こりません。
月食とよく間違えられるのが日食です。日食と月食は名前はよく似ていますが現象は全く違います。太陽が月に隠されるのが「日食」、満月が地球の影に隠されるのが「月食」です。
影には、薄暗い「半影」と、暗い「本影」があります。半影は写真などで撮像しないと見ることができないほど、かなり分かりにくいですが、本影は、はっきりとわかります。本影が満月の一部分を隠すときには、地球の影がちゃんと丸い様子がわかります。
また、満月が本影にすっぽりと覆われた状態の「皆既食」では、月が見えなくなるのではなく、暗めの赤い色の満月として見えます。これは、地球大気を通過した赤い光が月にかかるためです。
部分食〜皆既食〜部分食の様子は、肉眼でも見ることが出来ますし、双眼鏡や望遠鏡でみるのもオススメです。
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●佐賀県武雄市での予報
食の状態 時刻 高度
#半影食始まり 20時31分 41.3度
#部分食始まり 21時45分 56.2度
#皆既食始まり 23時05分 71.7度
#皆既食の最大 23時31分 75.9度(食分1.112)
#皆既食終わり 23時58分 78.6度
#部分食終わり 25時18分 72.4度
#半影食終わり 26時31分 58.4度
肉眼でも見ることができる部分食がはじまるのは21時45分ごろ、皆既食がはじまるのが23時すぎとかなり遅い時間です。
日没とともに、東の空から満月が昇ってきます。
この日の日没は17時13分、月の出は16時58分です。
半影食がはじまるころ、東の空高く(高度41度)に月が昇っています。
部分食がはじまるころ、月の高度は56度とかなり高い位置になっています。
皆既食のころは、南東〜南の空高い場所に月があるでしょう。
南中(南の空高くを通過する時刻)は、24時14分です。
その後は、だんだんと高度をさげ、西の空へ移動します。
月食は、月が見える場所なら、どこでも見ることができます。
←左図上下ともに「国立天文台天文情報センター暦計算室のデータ」をもとに作成
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●部分月食の様子
部分月食のときは黒い影が月の上をゆっくりと移動していく様子が楽しめます。
影のはじがまっすぐではなく、丸くなっており、地球が丸い形をしていることを体感できます。
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●皆既食の様子
皆既食のときには、暗めの赤い月(赤銅色)として観察できるはずです。
月の赤さや暗さは、そのときの大気の状態とも深い関係があり、毎回少しずつ違っています。
今回はどのような色になるでしょうか?楽しみですね。
また、皆既食のあいだ、満月がかなり暗くなります。
普通、満月の夜は、月明かりの影響で空が照らされ、星がかなり見えにくくなるのですが、
皆既食のときには、月明かりが抑えられるため、星がたくさん見えるようになります。
皆既食が終わり、部分食〜半影食へと月が輝きを取り戻していくにつれて、空が明るくなり、
見える星の数もだんだんと減っていきます。その様子はとても不思議ですよ。
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●よくある質問?
Q:次回の月食はいつ起こりますか?
A.今後の月食を簡単にご紹介します。(月の高度は佐賀県武雄市での値)
2012年06月04日 部分月食 20時03分 食の最大/食分0.376 月の高度7.2度 (かなり月が低く見えにくい)
2012年11月28日 半影食 23時33分 食の最大(半影食) ※半影食のみのため、肉眼ではわかりづらい。
2013年04月26日 部分月食 05時07分 食の最大/食分0.02 月の高度5.2度 (月も低く、食分が小さいため見えにくい)
2014年04月15日 半影食の状態で月の出 そのまま月食が終わるため、佐賀では見えにくい。
★2014年10月08日 皆既月食 19時54分食の最大/食分1.171 月の高度25度 オススメ!
月食は年に1〜2回ほど起こっているものの、観察しやすいものや皆既食まで見られるものは珍しいといえます。
次回、観望に適している月食は2014年10月8日の皆既食です。
Q:どのように観察すればいいでしょうか?
A.肉眼でも見ることが出来ます。
月に起こる現象ですので、月が見える場所なら晴れていればどこでも見ることが出来ますし、特別な道具は必要ありません。
肉眼でも月が欠けて見えますし、皆既食のときは赤く見えます。
より詳しく見てみたい方は、双眼鏡や望遠鏡を使うことをおすすめします。
望遠鏡は、大型のものではなく、小型望遠鏡(〜口径8cmクラス)で充分です。
低倍率で月全体を見ると面白いですよ。
冬の夜中の現象ですので、充分に暖かい格好で観察に挑戦してください。
Q:満月のたびに月食にならないのはなぜですか?
A.地球と月の軌道面がずれているからです。
地球が太陽の周りをまわる軌道(道筋)の面と、月が地球の周りをまわる軌道面は、およそ5度ずれています。
このずれのために、いつもは影が北か南にずれて、月食が起こりません。
月食は、太陽―地球―月が一直線に並ばないと起こらない現象です。
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